「女貞子」は聞きなれない植物だと思いますが、関東以西の本州、四国、九州の太平洋海岸、朝鮮半島、台湾などに広く分布している常緑低木です。 和名ではネズミモチと呼ばれるモクセイ科の植物で生命力が強く、果実を乾燥させたものを生薬「女貞子」と呼びます。 古くから、強精、強壮、病後の回復、虚弱体質の改善に用いられていました。 中国の古書『神農本草経』では、 「五臓(肺、脾、心、腎、肝)を安らかにし、精神を養い、百病を除き、長く服用すれば、ふくよかで健康であり、身は軽く、老いない。」 と記されており、最高・最強の植物だといえます。