健康食品とサプリは同じものを指しますが、法律上の定義はなく、厚生労働省では「広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般」としています。つまり、健康食品の存在意義とは人間の身体に絶対必要な栄養バランスを取り戻すことにあるのです。
スーパーやコンビニでは手間隙かけずに食べられる加工食品が販売され、手ごろな価格で美味しい食事ができるファーストフードやレストランが増えた今、どうして健康食品が必要なのでしょうか。
その理由として、今の食生活では体に必要な栄養素が偏ったり、不足したりしていることが挙げられます。手軽な加工食品は製造過程でビタミンやミネラルがほとんど抜けていることも少なくありません。また、残った微量のミネラルも添加物によって吸収が阻害されてしまうため、栄養素の摂取という面ではマイナスだと言えるでしょう。
さらに、ファーストフードのように肉と揚げ物中心の食生活も栄養バランスを崩す一因となります。栄養バランスのとれた食生活の理想は、たくさんの食材を使っていることですが、忙しい現代人にとっては少し難しいと感じることもあるでしょう。健康食品はそうした時に役立つ商品となっているのです。